ホンダパワープロダクツ、生産累計1億5000万台 農業用エンジンに始まり66年で達成[ヒストリー]

携帯発電機E300(1965年)
  • 携帯発電機E300(1965年)
  • 歩行型芝刈機HR21(1978年)
  • 小型軽量耕うん機こまめF200(1980年)
  • 除雪機HS35(1980年)
  • 浜松製作所汎用機工場稼働(1983年)
  • 浜松製作所汎用機工場稼働(1983年)
  • 汎用エンジンGXシリーズ(1983年)
  • 乗用芝刈機HT3810/HT3813(1985年)

ホンダは、パワープロダクツの累計生産台数が、9月に1億5000万台に達したと発表した。

パワープロダクツを扱うライフクリエーション事業は、「ホンダのエンジン技術を使って、農業や漁業を営む人たちの労働を機械化することで負担を軽減できないか」という想いを原点に、1953年に農業用汎用エンジン(モデル名:H型)の生産から始まった。1985年には生産累計1000万台を達成。その後も順調に生産を重ね、2002年に5000万台、2011年には1億台に到達。そこから8年で累計生産1億5000万台を達成した。

現在、日本国内では、熊本製作所と細江船外機工場で生産を行い、海外でも、1984年の米国での芝刈機生産開始を皮切りに、欧州、中国、アジア大洋州、中南米など、世界11か国13拠点で生産している。

パワープロダクツは、コア技術である汎用エンジンを活用し、耕うん機や芝刈機などの日常生活で役立つチカラとなる商品から、発電機などエネルギーを生み出す商品まで、さまざまなシーンで世界中のユーザーに愛用されている。また近年では、低炭素社会の実現に向けた電動化製品にも積極的に取り組み、ホンダ歩行アシストやロボット芝刈機、蓄電機など商品領域はさらに多様化。販売台数は、年間630万台を超え、ホンダの事業における大きな柱のひとつとなっている。

今後は、ライフクリエーション事業として、汎用エンジン中心のビジネスに加え、長年のエネルギー分野での取り組みを深化させ、バッテリーEVをはじめとした電動モビリティへとつなげていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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