KDDI、「船舶型基地局」千葉県沖に派遣 台風15号

KDDIオーシャンリンク
  • KDDIオーシャンリンク
  • 船舶型基地局

KDDIは、台風15号による電力・通信の被害からの復旧が長期化している千葉県南部に「船舶型基地局」を派遣し、エリア復旧を図る。KDDIグループが所有する海底ケーブル保守船「KDDIオーシャンリンク」を15日から千葉県館山市沿岸部に停船させ、船舶型基地局として使用する。

2011年の東日本大震災では、道路の寸断や光ケーブルの切断により陸路からの基地局復旧に困難を生じた。この経験からKDDIでは、海側からエリア復旧が可能な沿岸地域において、船舶に搭載する基地局によって通信を復旧すべく、関連機関とも協力して試験や訓練を実施していたという。

KDDIの船舶型基地局によるエリア復旧は、平成30年(2018年)北海道胆振東部地震の際に初めて実施し、今回が2回目の運用となる。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集