三菱 パジェロ の最終モデル、ヘリテージコレクションに収蔵…英国でも37年の歴史に幕

三菱ショーグン(パジェロ)の最終モデルと初代三菱 ショーグン
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  • 三菱ショーグン(パジェロ)の最終モデル
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  • 三菱ショーグン(パジェロ)の初代モデル
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三菱自動車(Mitsubishi Motors)の英国部門は8月5日、『ショーグン』(日本名:『パジェロ』に相当)の最終モデルをヘリテージコレクションに収蔵した、と発表した。

初代は1982年に発売

初代パジェロは1982年に発売された。オフロードにおける高い悪路走破性と、都会的雰囲気を兼ね備えた乗用車感覚の本格オフロード4WD車として人気を博した。英国ではショーグンの名前で、1982年から販売されている。

1991年には2代目にモデルチェンジした。フルタイムとパートタイムの両方式の長所をあわせ持つ、世界初の「スーパーセレクト4WD」を採用した。悪路走破性をさらに高めるとともに、ラグジュアリー性を引き上げているのが2代目の特長だ。

1999年には3代目にモデルチェンジした。ラダーフレーム構造からビルトインフレーム構造のモノコックボディに変更され、軽量化と高剛性化を追求する。高い悪路走破性に加えて、優れた操縦安定性と乗り心地も両立させた。

2006年には現行モデルを発表した。従来から定評のあったスーパーセレクト4WDに加え、新たにアクティブスタビリティ&トラクションコントロールなどを採用し、さらにその走りに磨きをかけた。日本国内での累計販売台数は64万台以上。英国では11万4164台が販売され、根強いファンに支持されている。

また、パジェロはモータースポーツでも活躍し、多くのファンを獲得した。世界一過酷なラリーといわれるダカールラリーに1983年から参戦し、7大会連続を含む通算12回、総合優勝を成し遂げた。参戦を通して得た4WD技術やSUVづくりのノウハウは、パジェロなどの三菱車に活かされている。

最終モデルを自動車遺産として大切に保存

現行モデルの国内向けパジェロは、2019年8月をもって生産を終了する。日本の岐阜県の三菱自動車の工場では、欧州向けの生産も終了しており、英国では最後の1台が登録され、37年の歴史に幕を下ろした。三菱自動車の英国部門はこのショーグンの最終モデルを、ヘリテージコレクションに収蔵した。これは、同車に敬意を示し、自動車遺産として大切に保存していく意思の表れだ。

英国向けの最終モデルは、ショートボディの「バーバリアン」と名付けられた特別モデル。ボディカラーはフロストホワイトで塗装された。インテリアには、レザートリムやDABラジオ、ナビゲーションシステム、後退カメラ、オートエアコンなどが装備されている。

初代パジェロや初代ランサーも収蔵

なお、英国の三菱自動車のヘリテージコレクションには、初代パジェロが収蔵されている。2.6リットルガソリンエンジン搭載のMT車だ。快適装備として、ラジオカセット、リクライニングフロントシート、高さ調節可能なステアリングホイールが備わる。2000年には、第2世代の三菱パジェロを追加収蔵。最終モデル同様、ショートボディの1台だ。3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する「GLS」グレードとなる。

この他、英国の三菱自動車のヘリテージコレクションには、1974年式の初代『ランサー』をはじめ、『ランサーエボリューション』の最終モデル、「FQ-440」などが収められている。三菱自動車の英国部門は、ショーグンは非常に重要なモデルで、1980年代前半から4WDおよびSUVセグメントのリーダーとして、急速に成長した。生産期間の長さは、ショーグンがどれほど愛されているかを示すもの、としている。

《森脇稔》

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