【富士K4-GP】5時間レースはGP-2クラスのトータスレーシングが総合優勝…元F1ドライバー山本左近が自民党チームを総合8位に

総合優勝したトータスレーシング(富士K4-GP)
  • 総合優勝したトータスレーシング(富士K4-GP)
  • 総合2位のヒロモ(富士K4-GP)
  • 総合3位のTEAM753 with Kumakai(富士K4-GP)
  • 元F1ドライバーの山本左近(富士K4-GP)
  • 自民党モータースポーツ(富士K4-GP)
  • 山本左近の走り(富士K4-GP)
  • チェッカーフラッグを受ける山本左近(富士K4-GP)
  • K4-GP 5時間レーススタートシーン

日本最大の草レースとも言われる、軽四を中心とした車両を用いて行われるK4-GPが13日に富士スピードウェイで開幕。90台がエントリーした初日の5時間レースは、トータスレーシング(GP-2クラス)が総合優勝した。

K4-GPは5つのクラスに別れ、13日の5時間レースにはAT車両によるGP-1クラスに14台、850cc未満の量産車(主に自然吸気の軽四)によるGP-2クラスに37台、自然吸気換算値(ターボの場合は排気量×1.5)が850cc以上となる量産車(主にターボ付きの軽四)によるGP-3クラスに29台、850cc未満のレース専用車両によるGP-4クラスに1台、850cc以上のレース専用車両によるGP-5クラスに9台の、計90台がエントリーしてきた。なお、5時間を走行するのに使用できる燃料はレギュレーションで40リッターに抑えられており、パワーがある車ほど厳しい戦いが強いられるレギュレーションになっている。

13時にスタートしたレースは序盤、レース専用車両のGP-5クラスがトップ争いを展開したが、徐々に燃費に勝るGP-3、GP-2クラスが躍進。この3クラスが入り乱れての総合優勝争いとなった。38番手からスタートしたトータスレーシング(GP-2クラス)は一気に順位を上げ、7周目には9位に浮上。そこからも追撃の手を緩めることはなく、あっという間に優勝争いに食い込んできた。最後は燃費が厳しくペースを落とす場面もあったが走り切り、2位に1周以上の差をつけて総合優勝を飾った。

2位は「ヒロモ」(GP-5クラス)、3位はTEAM753太 with Kumaki(GP-3クラス)と、GP-2、3、5クラスがトップ3を分け合った。

トップ3以外で注目されたのは自由民主党 モータースポーツ振興議員連盟の議員が中心となってチームを組んだ「自民党モータースポーツ」チーム。チーム代表でドライバーも務める古屋圭司衆議院議員を初め、青山繁晴参議院議員、大岡敏孝衆議院議員、秋本真利衆議院議員、そして連盟のアドバイザーで元F1ドライバーの山本左近がドライバーとしてチームに加わってきた。練習走行から山本が燃費走行についてのアドバイスを行い、一気にチームの戦闘力が向上。スタートドライバーを努めた山本が総合36位から総合8位まで追い上げバトンタッチすると、秋本議員、大岡議員、古屋議員、青山議員とバトンをつなぎ、総合20位で最終スティントを担当する山本にバトンタッチした。ここから左近はクラスのファステストラップまで記録してラスト1時間を猛プッシュ。最終的に総合8位、クラス4位でチェッカーを受けた。

「昨年の総合47位から一気に8位は素晴らしい。参加したと言うより、戦った充実感がある」と古谷議員は喜びを表し、山本は「みなさんがしっかり燃費走行をしてくれたので、最後はプッシュできました」と他のドライバーの走りを讃えた。

K4-GP 5時間レース 総合トップ10
1. トータスレーシング(GP-2クラス優勝)
2. ヒロモ(GP-5クラス優勝)
3. TEAM753 with Kumakai(GP-3クラス優勝)
4. ホンダアクセス モースポ部(GP-3クラス2位)
5. DASH Racing(GP-3クラス3位)
6. コスモテックレーシング(GP-2クラス2位)
7. RSイディア(GP-2クラス3位)
8. 自民党モータースポーツ(GP-3クラス4位)
9. KACセインツワークスぷらす(GP-2クラス4位)
10. モーターホーム&ホンダプラモ(GP-2クラス5位)

《藤木充啓》

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