住友ゴム、原材料高騰などで大幅減益 2019年6月中間期決算

住友ゴム/ダンロップ(レクサスES)
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住友ゴム工業が発表した2019年1~6月期(第2四半期累計)の営業利益は前年同期比39.2%減の164億5700万円と大幅減益となった。価格の下落、原材料コストの上昇や為替差損でタイヤ事業だけで82億円の減益要因があったため。

売上高は同0.9%増の4292億7900万円と微増で2期連続の増収となった。スポーツと産業品が減収となったが、タイヤ事業が同2%増となった。

主力のタイヤ事業では、国内新車用タイヤは納入車種拡大によるシェアアップ、低燃費タイヤを中心とする高付加価値商品の拡販により販売数量が増加し、売上げが伸びた。国内市販用タイヤは年初の冬タイヤの販売が低調に推移して販売数量が低迷した。

海外新車用タイヤは、欧州、北米、新興国での納入拡大などで、売上げは前年を上回った。海外市販用タイヤは欧州でファルケンブランドの販売を順調に伸ばし、北米でも4WD・SUV用タイヤの販売が好調で、売上げは伸びた。

全体の当期利益は同55.5%減の63億2200万円と大幅減益となった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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