VW、電動車の充電インフラを拡張へ…2025年までに欧州3万6000拠点に

VWグループと充電ステーションを運営する「has to be」社の首脳
  • VWグループと充電ステーションを運営する「has to be」社の首脳
  • VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー
  • フォルクスワーゲン ID.3 のプロトタイプ

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月31日、欧州における電動車向けの充電インフラを拡張すると発表した。

今回の発表は、フォルクスワーゲングループの電動化戦略加速の一環に位置付けられる。フォルクスワーゲンが電動化攻勢の中心に据えるのが、「ID.」ファミリーだ。最初の市販モデルとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトEVの『ID.3』を2020年に発売する予定。これに続いて、SUVセグメントには『ID. CROZZ』を投入する計画で、さらにMPVの『ID. BUZZ』などを順次、市場に導入していく。

フォルクスワーゲングループが合弁事業として参画している超急速充電ネットワークが、「イオニティ」(IONITY)だ。BMWグループ、ダイムラー、フォルクスワーゲングループ(アウディとポルシェを含む)、フォードモーターが共同で設立し、電動パワートレイン搭載車向けの超急速充電ネットワークを整備している。

これと並行して、フォルクスワーゲングループは欧州における電動車向けの充電インフラを、さらに拡張する。フォルクスワーゲングループはドイツに本拠を置き、充電ステーションを運営する「has to be」社に出資。欧州全域において、充電ネットワークの拡大を推進していく。2025年までに欧州全域で約3万6000の充電ポイントを設置する予定、としている。

《森脇稔》

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