BMW X5 新型のPHV、第4世代バッテリーでEVモード航続3倍に

BMW X5 新型のPHV、xDrive 45e
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BMWは7月24日、新型『X5』(BMW X5)のプラグインハイブリッド車(PHV)、「xDrive 45e」グレードの生産を8月から開始すると発表した。

BMWブランドでは現在、『2シリーズ・アクティブツアラー』や『5シリーズ』などに、PHVグレードの「iPerformance」を用意する。X5では、先代モデルにPHVグレードとして、「xDrive 40e」がラインナップされていた。

新型X5にPHVが設定されるのは、今回が初めて。xDrive 45eは、先代よりも高性能なPHVに位置付けられる。PHVパワートレインのエンジンは、先代の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボから、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボ(最大出力286hp)に変更。このエンジンにモーター(最大出力112hp)を組み合わせて、システム全体で394hpのパワーと61.2kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは8速「ステップトロニック」で、4輪を駆動する4WDとなる。

動力性能は0~100km/h加速が5.6秒と、先代に対して1秒以上短縮。最高速は235km/hに到達する。モーター単独で走行するEVモードの最高速も、先代の120km/hから140km/hに引き上げられた。

二次電池は、蓄電容量が増した第4世代のリチウムイオンバッテリーだ。EVモードの航続はおよそ80kmで、先代からほぼ3倍に伸びた。この効果もあって、欧州仕様の環境性能は、燃費58.8km/リットル、CO2排出量39g/kmを達成している。

BMWは8月から、この新型X5のPHVの生産を、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ工場で開始する。すでに、同工場における高電圧バッテリーの生産能力を2倍に引き上げ、新型の生産開始に備えている。

《森脇稔》

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