【マン島TT】電動バイククラスは日本勢が表彰台独占…チーム無限が1-2で6連覇、チームMIRAIも3位

チーム無限のマクギネス選手(マン島TT2019)
  • チーム無限のマクギネス選手(マン島TT2019)
  • チームMIRAIのロッカー選手(マン島TT2019)
  • 日本チームが表彰台を独占。優勝はチーム無限のルッター選手(マン島TT2019)
  • 日本のプライベーターが電動バイク開発技術の高さを示した(マン島TT2019)

電動バイククラスのTT Zeroで日本から独自開発のマシンで参戦しているチーム無限が1位と2位、チームMIRAIが3位を獲得。日本勢が表彰台を独占した。

悪天候続きで2日分のレースを現地6月6日に実施したマン島TTレース。この日の最終レースとして行われたTT Zeroは、2010年から開催されているゼロ・エミッションのクラスで、事実上の電動バイククラスだ。

2019年のTT Zeroには10チームがエントリー、9チームが出走した。TTレースはタイムトライアルレースのため、ゼッケン順に1台ずつ10秒ごとに出走。まずは昨年チーム無限神電七で優勝しているマイケル・ルッター選手がスタート。次にライダーをデイビー・トッド選手に変更してノッティンガム大学が出走。3番目はけがから復帰した現役最多優勝選手のチーム無限、ジョン・マクギネス選手。

レースをリードしたのはルッター選手、続いて3~4秒の僅差でマクギネス選手が追った。1周60kmあるコースの中盤までは昨年2位を獲得したトッド選手が続き、4番手はチームMIRAIのイアン・ロッカー選手の順となっていた。

レースに動きがあったのはマウンテンエリア。リーダーボードにトッド選手が現れなくなり、ロッカー選手が3位に浮上。ルッター選手がコースレコードを更新して優勝、僅差で2位マクギネス選手、さらに3位でロッカー選手がゴール、全7台が完走した。

日本から参戦したプライベーターで表彰台を独占したのは1907年から続くTTレースの歴史で初めての快挙だ。

【TT Zero決勝リザルト】

順位/選手名/チーム名/平均時速/ラップタイム
1位:マイケル・ルッター チーム無限 121.91マイル(195.06km)18分34秒172
2位:ジョン・マクギネス チーム無限 120.98マイル(193.57km)18分42秒738
3位:イアン・ロッカー チームMIRAI 102.69マイル(164.30km)22分02秒697

完走7台(出走9台)、シルバーレプリカ(入賞)上位3台(完走7台中)

《小林ゆき》

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