メルセデスベンツ、「Car-to-X」の実証実験へ…車と車がコミュニケーション

メルセデスベンツの「Car-to-X」のイメージ
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メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は6月3日、次世代の車対車のコミュニケーションシステム、「Car-to-X」の実証実験を欧州で開始すると発表した。

車対車のコミュニケーションシステムのCar-to-Xは、他車から得られた情報を元に、リアルタイムの交通情報などを車両に配信するシステムだ。

例えば、高速道路を走行していて、前方で事故が起きた場合、事故直後の後続車両は、事故の状況を知ることができない。しかし、Car-to-Xでは、高速道路のどのレーンで、どのような事故が起きたかなど、事故の場所や詳細を後続車に素早く伝えることが可能になる。

これにより、二次的な交通事故を減らそうというのがメルセデスベンツの狙い。メルセデスベンツは、Car-to-Xの市販車への幅広い採用を目指している。

メルセデスベンツは、欧州6か国(ドイツ、スペイン、フィンランド、ルクセンブルク、オランダ、スウェーデン)の運輸当局やナビゲーションソフトウエアを開発するオランダのトムトム(TOMTOM)などと共同で、緊急の危険情報をどのようにしてCar-to-Xで伝えられるか、実証実験を行う。この実証実験は、1年間行われる予定だ。

《森脇稔》

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