ポルシェ初のフル電動スポーツカー『タイカン』、年内に日本発表へ

タイカンの予告とされる、ミッションEコンセプトスタディ。
  • タイカンの予告とされる、ミッションEコンセプトスタディ。
  • タイカンの雪中テスト風景
  • ABBと開発を進める急速充電器
  • ポルシェジャパンの七五三木社長

ポルシェが同ブランド初のフル電動スポーツカーとして開発を進めている『タイカン』は、ワールドプレミアが2019年9月初旬、日本発表が同年内、発売は2020年となった。5月28日に渋谷で開催された新型『911』の発表会場で、ポルシェジャパンの七五三木敏幸代表取締役社長が明らかにした。

ワールドプレミアの9月初旬というのは、フランクフルトモーターショー2019あるいはその直前だろう。日本では、ポルシェジャパンは東京モーターショー2019に参加せず、11~12月に独自イベントを開催する予定でおり、そこで新型車のジャパンプレミアが準備されているので、その新型車がタイカンだと思われる。

またポルシェでは今後、150kWを超えるCHAdeMO規格の急速充電インフラを整備する。最初の設置は2020年半ばに予定されている。「タイカンのバッテリーを、0から80%充電まで約30分」と七五三木社長はいう。

タイカンは4ドア、4セパレートシートのスポーツカー。600PS(440kW)以上の最高出力により0-100km/h加速タイムは3.5秒以下、航続距離は500km以上(NEDC準拠)と予告されている。2019年3月時点で、世界で2万人以上が購入希望者リストに登録しており、2020年には派生モデルのクロスツーリスモの導入も計画されている。

《高木啓》

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