三井住友海上火災保険は5月27日、企業の安全運転の取り組みを支援するため、スマートフォン「ながら運転」防止アプリを開発し、2019年夏からフリート契約者向けにサービスを提供すると発表した。
サービスはビーコン技術を搭載したブルートゥースを発信する専用車載器端末とスマートフォンアプリを活用して、運転中の着信や、スマートフォンのアプリ操作を制限し、「ながら運転」を防止する。
管理者は、専用のWEBサイトを通じて従業員ごとのアプリ起動状態や急加速・急減速などの運転状況を確認することができるため、企業の安全運転の取り組みにも活用できる。
アプリは無償で、専用車載器は有償だが価格は未定。月額利用料は無料とする。
運転中の携帯電話使用に起因する交通事故は、過去5年間で約1.5倍に増加しており、特に運転中のスマートフォン利用による事故が社会問題となっている
同社では、スマートフォンの「ながら運転」に起因する事故は社会的にも関心が高く、企業がこうした事故防止に取り組むことを求められていることからサービスを開発した。