ブリヂストンは、旭テクノプラントが5月13日に倉敷市消防局へ寄贈した風水害発生時の救助活動に使用される水陸両用バギーのタイヤにパンク対策用としてブリヂストンのウレタンフォームが採用されたと発表した。
地震や豪雨などの災害でがれきが散乱した現場や広範囲に浸水が続く現場では、タイヤのパンクで車両が走行不能となり救助活動に支障をきたすリスクが高まる。タイヤの空気が充填される空間にウレタンフォームを埋め込むことで、パンクによってタイヤの内圧がゼロになっても走行が可能となり、悪路でのパンクによる走行不能リスクを軽減する。
採用されたウレタンフォームには、ブリヂストンの基盤技術である材料の配合技術やセルコントロール技術等を活用することで、人命救助において重要な災害発生後72時間の走行を継続して支えられる耐久性の確保を追求している。