パンタグラフを通し高速充電…関電の旧トロバス路線に電気バス 4月15日から

トロリーバスの車体デザインを踏襲したという電気バス。ステップの高さはトロリーバス時代より14cm低い27cmとなり、乗降しやすくなる。
  • トロリーバスの車体デザインを踏襲したという電気バス。ステップの高さはトロリーバス時代より14cm低い27cmとなり、乗降しやすくなる。
  • 充電用の車載パンタグラフ(左)とリチウムイオンバッテリー(右)。
  • 車内のイメージ。シートの色は左から「エンパワリング・オレンジ」「ライム」「ターコイズ」の3色がある。
  • トロリーバスのものを承継したヘッドマーク(1)、折畳み式の車椅子用ステップ(2)、黒部ダムのマスコットキャラクター『くろにょん』をあしらったつり革(3)、大型のサイドミラー(4)。

関西電力は4月15日、扇沢駅(長野県大町市)と黒部ダム駅(富山県立山町)の間6.1kmを結ぶ旧「関電トンネルトロリーバス」路線で電気バスの運行を開始する。

2018年12月1日に廃止された「関電トンネルトロリーバス」の「無軌条電車」(トロリーバス)に代わる車両として登場するもので、ディーゼルエンジンの代わりにリチウムイオンバッテリー4パックを搭載。扇沢駅のホームで車載のパンタグラフを通して、およそ10分で超高速充電を行なう。

車体のデザインはトロリーバス時代のものを受け継いでおり、「新しさ」「さわやかさ」「北アルプスの雪」を感じさせるものとしている。

2019年度の運行期間は11月30日までで、扇沢駅と黒部ダム駅の間を16分で結ぶ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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