MVアグスタの目玉商品は550万円の ブルターレ、閉幕後にはイタリアへ…東京モーターサイクルショー2019

MVアグスタの『ブルターレ1000 セリエオロ』
  • MVアグスタの『ブルターレ1000 セリエオロ』
  • MVアグスタの『ブルターレ1000 セリエオロ』
  • MVアグスタの『ブルターレ1000 セリエオロ』
  • MVアグスタの『スーパーベローチェ800』
  • MVアグスタのブース

毎回、高級2輪車を展示して来場者を楽しませてくれるイタリアのMVアグスタ。東京モーターサイクルショー2019には7台を展示したが、ブースは来場者で溢れかえり、食い入るように2輪車を眺める人が続出していた。

同社のモットーは「モーターサイクルアート」だ。MVアグスタジャパンの関係者は「いいもの、美しいものに価値があるという発想で、社員は芸術品をつくっている感覚でバイクをやっている」と話し、コストよりもデザイン重視でデザイナーの許可を得なければ製品化できないという。

そんな関係者が今回の展示の目玉商品として真っ先に紹介してくれたのが『ブルターレ1000セリエオロ』だ。「今回のためだけにイタリアから空輸され、火曜日(3月26日)には送り返すことになっている」そうだ。

最高出力208hpの998cc水冷4ストローク4気筒16バルブエンジンを搭載し、ボディとホイールはカーボンファイバー製で、光線の具合によって色が変わる。ラジエターにはウイングレットを備え、オーリンズが設計したフロントフォークとリアショック、ステアリングダンパーはECUで制御されている。文字通り、速さと美しさを両立したMVアグスタの思想を体現した1台と言っていいだろう。

価格は550万円で世界限定300台。すでに予約を受け付けており、残り数台の状況だという。日本の割り当ては10台で、今年の秋口から順次納車される予定だ。

そしてもう1台ぜひ見てもらいたいと指し示したのが参考出品車の『スーパーベローチェ800』だ。MVアグスタ黄金期のデザインと現代の『F3』が融合したもので、タンクキャップやレーザー製タンクバンドなど細部にまでこだわってつくり上げたそうだ。「発売はまだ決まっていないが、来年には出てくると思う」とMVアグスタジャパンの関係者。

この2台のほかには『F3 675 RC』『ドラッグスター800 RRピレリ』『ドラッグスター800 RRアメリカ』『ブルターレ800 RC』『ツーリズモベローチェ800 ルッソロウダウン』が展示されていた。どれも200万円を超える高級2輪車だ。

《山田清志》

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