東名高速を10kmも逆走した恐るべき高齢ドライバー[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

高齢者のドライバーが、勘違いをして「逆走」するケースが相次ぎ、最近は大きな事故を起こさない限りニュースとしても取り上げられなくなっていたが、きょうの各紙の社会面には久々に「逆走」の話題が報じられている。

日経などの記事によると、1月9日午後4時35分ごろ、浜松市北区三ケ日町の東名高速道路上り線で、80代の男性が運転する軽トラックが下り方面に約10km逆走したという。しかも、停止するまでに数百台の対向車をよけながら走っていたそうだ。

それでも、衝突事故やけが人がなかったのが不幸中のさいわいだが、向かってくる逆走車に機転をきかせて、大型トラックの男性運転手がトンネル内で自分のトラックを止めたため、軽トラも停止したという。

交通量が少ない地方の有料道路の出口を入口と勘違いして逆走するケースが後を絶たない。ボルボ車などには正面衝突が避けられないと判断すると、自動ブレーキの機能で減速して衝突を抑制する安全装置もあるが、この軽トラは10kmも高速道路の対向車線を走り続けたとは驚くばかりだ。

最近のナビには音声と画面表示でドライバーに逆走を警告する機能もあり、逆走防止にはそうしたナビを標準装備にするなどの安全対策を徹底させるべきだろう。

2019年1月10日付

●AI・ゲノム米輸出規制へ、先端14分野、中国を警戒(読売・1面)

●日産、仏政府に直接説明、ゴーン被告不正、ルノーへの伝達狙う(読売・2面)

●EV車開発世界で激化、日産新「リーフ」航続距離40%増(読売・6面)

●日産志賀取締役退任へ、6月任期満了、13年まで日本人トップ(読売・6面)

●僧衣でできるもん、運転に反則切符抗議の動向(読売・31面)

●アバターが運転に助言? 日産AR活用技術を発表、米・見本市(朝日・6面)

●ガソリン価格、10週連続下落、143.9円、9か月ぶり安値(朝日・7面)

●勾留取り消し請求却下。東京地検ゴーン容疑者準抗告(毎日・27面)

●日産から支出70億円に、ゴーン容疑者別の中東知人側、あす追起訴(産経・1面)

●東名高速上り線で軽トラが10キロ逆走(産経・20面)

●機長呼吸検査で替え玉、日航、懲戒処分も公表せず(東京・22面)

●中国、中古車市場が急拡大(日経・11面)

●横浜トヨペットが新業態店(日経・33面)

《福田俊之》

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