初開催の日本バイク・オブ・ザ・イヤー、大賞はカワサキ「Z900RS」に

大賞は各クラス賞の中から、小型二輪クラス賞を授賞したカワサキZ900RSが選出された。川崎重工業・モーターサイクル&エンジンカンパニーの萩尾清二氏は授賞の挨拶で「これからも走る喜びや操る楽しさを追究し、世界中の二輪車市場を活性化できるような開発をしていきたい」と述べた。
  • 大賞は各クラス賞の中から、小型二輪クラス賞を授賞したカワサキZ900RSが選出された。川崎重工業・モーターサイクル&エンジンカンパニーの萩尾清二氏は授賞の挨拶で「これからも走る喜びや操る楽しさを追究し、世界中の二輪車市場を活性化できるような開発をしていきたい」と述べた。
  • 選考委員の皆さん。
  • 日本二輪文化協会・理事で会長の吉田純一氏。「欧米のようなバイク文化を日本で確立していきたい」と挨拶した。
  • 来賓として登壇した代議士で自民党オートバイ議員連盟の逢沢一郎氏。「二輪車の駐車場を増やし利便性を良くしたい。また、女性ライダーの声を大切にしていきたい。さらには欧米のようにライダーが休日に集まれるようなメッカが日本にできたらいいなと思っている」と語った。
  • 司会は女性ライダー向けのイベントなどでも活躍する柴田奈緒美氏。
  • 選考委員の面々。
  • プレゼンターを務めた女優の吉田美佳子さんが胸部プロテクターなどライダーウエアで登場した。
  • 選考結果の発表は神戸情報大学院大学教授で副学長の福岡賢二氏が行った。「仕事がらアフリカに行くことが多いが、現地では偽物も横行しているので、日本のバイクメーカーの存在感を示せるようになって欲しい」と述べた。

2018年モデルの人気・機能・デザイン等に優れたオートバイを表彰する「日本バイク・オブ・ザ・イヤー2018」の表彰式が12月19日に行われ、ノミネート11モデルの中から第1回目の大賞はカワサキ『Z900RS』が選出された。

日本バイク・オブ・ザ・イヤー(以下、BOTY)は、これまで横断的な顕彰制度がなかったオートバイ業界の中で、オートバイ文化の確立と市場活性化のために一般社団法人・日本二輪車文化協会(代表理事会長・吉田純一)が1月にBOTY委員会を設立し、今年初めて開催された。

対象は2018年モデル(2017年9月から2018年5月に日本で発売されたオートバイ)とし、7月15日から10月31日までWEBによる一般投票、11月中旬に審査委員による投票を行った。それぞれの結果を踏まえて11モデルをノミネート車種として選出。19日にホテルグランドアーク半蔵門で行われた表彰式で、原付・軽二輪・小型二輪・外国車の各クラス賞と特別賞、そして大賞が発表された。

授賞したモデルは以下の通り。

●原付クラス賞
ホンダ・モンキー125

●軽二輪クラス賞
スズキVストーム250

●小型二輪クラス賞
カワサキZ900RS

●外国車クラス賞
ドゥカティ・パニガーレV4S

●特別賞(ロングランヒット賞)
ヤマハSR400
ホンダ・スーパーカブ(シリーズ)

今回、得票数などの選考経過は発表されなかった。選考委員の人選について副会長の村島政彦氏は「メーカー色のない人を選んだ」といい、選考委員14人中8人が政治家や行政関係者だった。

選考委員は以下の通り。

大倉正之助(能楽師太鼓方・重要無形文化財総合指定保持者)
小倉良(作曲家)
菊池武夫(ファッションデザイナー)
輿水恵一(公明党オートバイ議員懇話会、元代議士)
杉田水脈(自民党オートバイ議連、代議士)
鈴木英敬(三重県知事)
樋口高顕(東京都議会議員)
福岡賢二(神戸情報大学院大学教授、副学長)
牧内真一郎(株式会社秋田書店 執行役員編集局次長)
松浪健太(日本維新の会オートバイ議連会長、元代議士)
間宮淑夫(内閣府審議官、文化経済戦略特別チーム副チーム長)
三原じゅん子(自民党オートバイ議連事務局長、参議院議員)
山本ひろ子(目黒区議会議員)
吉田美佳子(女優)

ノミネート車両は以下の通り。

●原付クラス賞
ホンダ・モンキー125
ホンダ・スーパーカブ(シリーズ)
ホンダPCX125

●軽二輪クラス賞
ホンダCBR250RR
ホンダPCX150
スズキVストーム250

●小型二輪クラス賞
カワサキZ900RS
カワサキNinja H2
スズキGSX-R1000R

●外国車クラス賞
BMW R1200GS
ドゥカティ・パニガーレV4S

《小林ゆき》

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