ルノー日産三菱、EVを含む次世代商用車を生産へ…ルノーのフランス工場を活用

ルノーのフランス・モブージュ工場
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ルノー日産三菱アライアンス(Renault-Nissan-Mitsubishi)は11月8日、ルノーのフランス工場において、ルノー、日産、三菱の3ブランドの次世代商用車を生産する計画を発表した。

この計画では、ルノーのモブージュ工場において、ルノーの次世代『カングー』と日産の新型『NV250』を生産し、ルノー日産三菱アライアンスの小型バンの生産拠点に位置付ける。ルノーのモブージュ工場は、小型商用車とEVに関する専門知識を持つ。現在、ルノー カングーをはじめ、EVの『カングーZ.E.』、メルセデスベンツ『シタン』生産しており、生産車両の60%を33か国に輸出している。

また、モブージュ工場は、フランスの工場の中でも効率が高く、電動化モデルを含む次世代のルノー カングーシリーズの生産ハブとなる。ルノーグループは今後5年間で、カングーの生産に4億5000ユーロを投資するとともに、2019年には200名を新規雇用し、バンの生産拡大を支援していく。

さらに、ルノーのサンドゥヴィル工場では、ルノーの小型商用車、『トラフィック』のプラットフォームをベースにした三菱自動車の新型バンを生産する。サンドゥヴィル工場はルノー トラフィックに加えて、フィアットや日産向けの小型車両を生産しており、生産車両の70%を輸出している。

《森脇稔》

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