DSがフォーミュラE レーサー発表、モーターは338馬力…パリモーターショー2018

DSのE-TENSE FE 19(パリモーターショー2018)
  • DSのE-TENSE FE 19(パリモーターショー2018)
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PSAグループのDSブランドは、フランスで開催中のパリモーターショー2018おいて、新型フォーミュラEマシン、『E-Tense FE 19』をワールドプレミアした。

DSブランドは2015年6月、ヴァージン・グループのリチャード・ブランソンCEOが支援するフォーミュラEチームとパートナーシップを締結し、DSヴァージン・レーシングチームを発足。DSのモータースポーツ部門「DSパフォーマンス」がレースでの経験、設計など総合的な専門知識で協力し、フォーミュラEに参戦してきた。

DSは2018年12月に開幕する第5シーズンに向けて、同じフォーミュラEチームの「テチーター(タチタ)」とパートナーシップ契約を締結。テチーターは第4シーズンのフォーミュラEにおいて、ドライバーズタイトルを獲得し、チーム順位でも2位につけた。電気モーターはルノーから供給されていたカスタマーチームだったが、DSと組むことで、マニュフアクチャラーチームとなる。

2018年12月に開幕する第5シーズンのフォーミュラEに向けて、DSがパリモーターショー2018でワールドプレミアしたニューマシンがE-Tense FE 19。従来マシンに対して、リアウイングを廃止。シャシーは大幅に改良されており、エアロダイナミクス性能も向上させた。また、最適化されたエネルギー回生システムを組み込む。トランスミッション、リアサスペンション、冷却システム、ブレーキシステムなどもアップデート。

さらに、新しいバッテリーと新開発タイヤ、ドライバーの頭を保護する「ハロ」コックピットも採用。新型モーター「DS E-MOTOR 19」は、最大出力338hpを発生。これにより、0~100km/h加速2.8秒、最高速230km/hの性能を発揮する。

《森脇稔》

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