JR東日本に新潟・庄内の食と景観を楽しむ新観光列車…ハイブリッド車の『海里』 2019年10月から運行

2019年10月に登場するJR東日本新潟支社の新観光列車「海里(KAIRI)」。車体は、新潟の新たな風景を意識して、夕日と新雪のダイナミックな融合をグラデーションで表わす。
  • 2019年10月に登場するJR東日本新潟支社の新観光列車「海里(KAIRI)」。車体は、新潟の新たな風景を意識して、夕日と新雪のダイナミックな融合をグラデーションで表わす。
  • 側面のイメージ。4両編成で酒田方が1号車となる。
  • 「海里」のレイアウト。2号車は寝台車のような側廊下式となる。
  • 左が2人掛けシートが並ぶ1号車、右が4人掛けのコンパートメントが配置される2号車のイメージ。コンパートメントは、足を伸ばして風景を楽しめるよう、座席をフルフラット状態にすることができる。
  • 左がフリースペースの3号車に設置されるカウンター、右がダイニング車両のイメージ。

JR東日本新潟支社は10月16日、ディーゼルハイブリッド車両(HB-E300系)による新しい観光列車『海里(KAIRI)』を2019年10月から新潟~酒田間で運行すると発表した。

「新潟の食」「庄内の食」「日本海の景観」をコンセプトにした「海里」は、列車名の由来となった新潟県や庄内地方の豊かな海や里にちなんだ食事や景観を楽しんでもらう列車。

インテリアは「屋外の光を映し込ませて風景との一体感をつくること」を目指してデザイン。4両編成のうち、1号車は2人掛けのリクライニングシート、2号車は4人掛けのコンパートメント室が並ぶ。3号車は売店とイベントスペースを設置するフリースペース、4号車は2人掛けと4人掛けの座席が並ぶダイニング車両となる。

この『海里』は、2019年10月から開催される新潟県・庄内エリアのディスティネーションキャンペーンに合わせて登場し、JR東日本新潟支社では「運行をきっかけに、地域の皆さまと共に地域全体の活性化と地方創生に取り組んでまいります」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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