山陽本線再開後も貨物列車では部分運休や時刻変更が発生 平成30年7月豪雨

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関東~九州間の貨物列車では東京貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行き5073列車の岡山貨物ターミナル以西が当面運休となる。
  • 関東~九州間の貨物列車では東京貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行き5073列車の岡山貨物ターミナル以西が当面運休となる。

JR貨物は9月25日、山陽本線三原~白市間の9月30日再開予定に合わせた貨物列車の運行計画を発表した。

それによると、再開一番列車は下りが富山貨物発福岡ターミナル行き(岡山貨物ターミナル6時55分発)3090~2075列車、上りが福岡貨物ターミナル発東京貨物ターミナル行き(広島貨物ターミナル5時59分発)1050列車となり、伯備線・山陰本線・山口線で行なわれていた迂回運行は名古屋貨物ターミナル発9月27日、福岡貨物ターミナル発9月28日の列車が最後となる。

また、トラックによる代行輸送は9月29日限りで終了。船舶による代行輸送は東京港~博多港間が上下とも9月26日発、岡山港~北九州港間が下り9月28日発・上り9月27日発、大阪港~北九州港・博多港間が上下とも9月28日発が最後となる。

なお、再開後も完全復旧までの作業時間を確保する必要があること、徐行区間があることなどから、部分運休や時刻変更を実施する列車が発生する。

部分運休する列車は、東京・名古屋・大阪の各貨物ターミナルを発車する九州方面への3本(5073・1063・3051列車)、福岡・鹿児島の各ターミナルを発車する大阪・名古屋方面の2本(1062・3050列車)で、福岡貨物ターミナル発岡山行きの1074列車は全区間が運休となる。

時刻変更を行なう列車は、始発時刻を20分以上繰り上げる列車が上下各2本、終着時刻を20分以上繰り下げる列車が下り10本・上り3本。ほかに途中駅で作業を取り止める列車が下り3本・上り6本、途中駅で作業を追加する列車が下り2本・上り1本となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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