世界へ羽ばたく子どもたちにプロテニス選手のレッスンを…ポルシェのスポーツ支援プロジェクトとは

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東レ PROテニス2018 ジュニア育成プログラム Supported by Porsche
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  • ポルシェジャパンのマーケティング部長を務める山崎香織執行役員
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9月15日から23日まで、都内で開催される「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2018」。大坂なおみ選手が出場することで注目度が高まっている本大会の予選日に催されたのが、「東レ PROテニス2018 ジュニア育成プログラム Supported by Porsche」だ。会場のアリーナ立川立飛でその様子を取材した。

「東レ PROテニス2018 ジュニア育成プログラム Supported by Porsche」は、ポルシェAGが本大会のオフィシャルスポンサーを務めることに伴い、企画されたもの。大会に出場するプロ選手のなかから2名が、ジュニア選手に直接レッスンするというプログラムだ。

今回レッスンを施したプロ選手は、世界ランク8位のカロリナ・プリスコバ選手と同61位のヴィクトリア・アザレンカ選手。レッスンを受けることができた幸運な選手は、12歳以下の関東ジュニア女子ランキング上位8名(うち1名はケガで欠場)と、まさにこれから世界に羽ばたこうとしている子供たちである。

「足から力を入れて、地面から力をもらって!」
「左利きの人は、回転を多くかけること。そうすれば相手が嫌がるからね」
「もっと肩を入れて、その状態をキープして!」

サーブやラリーを通じ、両プロ選手はジュニア選手ひとりひとりにアドバイス。世界上位の選手の助言を受けるだけでなく、一緒にプレーするという体験が将来につながる大きな経験となったことだろう。

またヴィクトリア選手にはジュニア選手からの質問タイムも用意され「イライラした時はどうすればいいか?」「自分の12歳の時と比べてどうか?」といった疑問に答えていた。

興味深いのはポルシェのスポーツ支援の目的が、選手の知名度を利用してブランド認知を広げるという部分に置かれていないことだ。

「ポルシェはスポーツカーブランドとしてスポーツを支援したいと考えていて、目指しているのはいろんな人に夢を与えること。あくまで若手のステップアップをサポートするための支援と考えています。これから世界に羽ばたこうとしている人を応援するのです」。ポルシェジャパンのマーケティング部長を務める山崎香織執行役員は若手支援プロジェクトをそう説明する。

今回のプログラムは、若手スポーツ選手の支援と育成に取り組むポルシェジャパンのプロジェクトに対して、WTA(女子テニス協会)と東レ パン パシフィックオープンテニス実行員会が賛同して実現したもの。

ポルシェの支援は様々なジャンルのスポーツに及ぶ。テニスでは上位トーナメント出場を目指す若手の大会である「軽井沢フューチャーズ」に2016年から協賛しており、ゴルフではプロの選手がジュニアゴルファーと一緒にラウンドする「ジュニアゴルファー育成ラウンドwithミズノオープン」もバックアップ。いずれも若手の活動サポートや育成を目的としているのが特徴だ。また、カヌースラローム競技の羽根田卓也選手やサッカーの南野拓実選手など日本人若手アスリートをサポートしている。

練習後には「とにかく楽しむこと。そうしないとテニスは上手にならない。今日は私にとってもいい練習になったわ」とカロリナ選手が、「みなさんがツアーに出てくるのを本当に楽しみにしている」とヴィクトリア選手がコメント。最初は緊張していたジュニア選手も、いつのまにかアスリートの表情になり、最後のQ&Aではまた12歳の顔に戻っていたのが印象的だった。

《工藤貴宏》

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