DICなど、自動車向け高速で硬化する炭素繊維複合材の半製品を開発へ

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DICは、セーレン、福井県工業技術センターとともに、自動車向け実用レベルの炭素繊維複合材料用高速硬化プリプレグを共同開発する。

DIC独自の高分子設計技術を生かして150度・1分以下で硬化反応が完了する高速硬化樹脂と、同センターが持つ「開繊技術(繊維の束を平らに加工する技術)」、「高速プリプレグ加工技術」、セーレンの「高品質プリプレグ加工技術」「品質管理技術」を融合する。これによって世界最速レベルの製造時間を実現しながら低コスト化と高品質を両立、常温保管も可能とする量産型高速硬化プリプレグ基材を開発する。

開発は、同材料の事業化、量産化に向けた高速製造量産プロセスの開発に関するもので、材料製造と成形加工に必要なエネルギー低減、自動車軽量化による燃費向上に貢献することで、2030年には原油換算値で年間9万キロリットルの省エネ効果を見込んでいる。

自動車メーカー各社は、燃費向上を目的に自動車の軽量化に注力しており、軽量で強靭な炭素繊維複合材料の車体への活用ニーズが高まっている。車体軽量化材料として有望視されている炭素繊維複合材料は材料費が高く、成形速度に時間を要することによるコスト増などの課題を抱えている。3者は、これら課題を解決し、開発品の自動車分野での採用を目指して量産化を実現するために協力していく。

挙動開発事業は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2018年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」実用化開発フェーズの大型研究事業に採択された。省エネルギー効果が高い技術開発を対象に助成する制度で、3年間実施する予定。
《レスポンス編集部》

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