ポルシェのクロスオーバーSUV『カイエン』に、初のクーペが設定されることが確実となった。数年前から噂のあったカイエンクーペだが、その最初のプロトタイプを、レスポンスの兄弟サイトSpyder7のカメラが初めて捉えた。
実車のリアウィンドウはかなり寝かされ、ルーフがトランクリッドまで一気に伸びているファストバックスタイルであること、そして4ドアであることも写真から判断することができる。可変式リアスポイラーを装備し、ナンバープレートがバンパーへ移動されていることも確認できる。またフロントガラスはカイエンより傾斜を持っている。
キャビンには、インターネット接続可能な「ポルシェ・コネクト」を備える12.3インチタッチスクリーン・インフォテインメントシステムを装備、プレミアムサウンドシステムが搭載される。
プラットフォームにはフォルクスワーゲングループの「MLB Evo」を採用。流れるようなボディラインを手に入れる代わりに、後部座席の居住空間、ラゲッジルームの容量の減少は避けられないだろう。
パワートレインは、2.9リットルV型6気筒ガソリンエンジンの他、4リットルV型8気筒+電気モーターのハイブリッドモデルがラインアップされ、最高出力は680psを発揮。8速ティプトロニックSオートマチックトランスミッションと組み合わされる。駆動方式は全輪駆動が標準装備となるだろう。
ワールドプレミアは、2019年後半と予想され、アウディ『Q8』、BMW『X6』、メルセデス『GLEクーペ』らと競合することになる。