VWグループの自動運転トラックが隊列走行、積荷を届ける実証実験を開始

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VWグループの自動運転トラックが隊列走行し積荷を届ける実証実験
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フォルクスワーゲングループは6月25日、自動運転トラックが隊列走行を行い、積荷を届ける実証実験をドイツで開始した、と発表した。ネットワーク化された自動運転トラックが、隊列走行で実際に荷物を運ぶのは世界初という。

この実証実験には、フォルクスワーゲングループ傘下のトラックメーカーのMANと、ドイツの物流大手のDBシェンカーが参画している。

実証実験では、MANの自動運転大型トラックを使用して、DBシェンカーが顧客に荷物を配送。ドイツ・ミュンヘン近郊を拠点とし、高速道路「A9」を中心に、1日145kmを自動運転で隊列走行を行う。

配送は1日最大3回。積荷は機械部品、飲料、紙など。隊列を組む自動運転トラックは、車車間通信を利用した電子式「ドローバー」によって、お互いに接続。最前部のトラックが速度とルートを設定し、他のトラックはそれに従う。

フォルクスワーゲングループは、今までにない実用的なテストで、例えばシステムの安全性、燃料消費量、高速道路でのスペースの有効利用などについて検証していく、としている。

《森脇稔》

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