逆走して保育園に突っ込んだ車の運転者が死亡---疾病原因?

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乗用車が対向車線側へ逸脱して歩道上の自転車と接触し、さらに走行を続けて保育園の建物に突っ込む事故が起きた。運転者の男性が死亡しているが、疾病原因の可能性が高いとみられている。

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22日午前9時25分ごろ、大阪府大阪市平野区内の市道を逆走していた乗用車が路外に逸脱。歩道に乗り上げて自転車と接触した後、脇道に面した認可外保育園の建物へ突っ込む事故が起きた。運転していた男性が死亡している。

大阪府警・平野署によると、現場は大阪市平野区喜連東1丁目付近で片側2車線の直線区間。走行中の乗用車は斜行するようにして対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側の歩道へ乗り上げ、歩道内を走行していた自転車と接触した際に向きを変えて脇道へ進入。脇道に面した認可外保育園の建物へ正面から突っ込んだ。

この事故でクルマは小破し、運転していた同区内に在住する69歳の男性が死亡。自転車に乗っていた74歳の女性も腰を骨折するなどの重傷を負った。クルマは保育園の建物内に進入したが、登園指定時間の直前であり、園児や職員にケガはなかったという。

死亡した男性に目立つ外傷は無いが、病院への搬送時点で意識を失っていた。警察では疾病原因で意識を失い、それが発端で対向車線側へ逸脱した可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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警察では対向逸脱した時点で意識を失っていた可能性が高いとみて、目撃証言の収集も進めているようだ。今回の事故ではクルマの損傷度合いも小さく、運転者の体には致命傷となるような外傷が見られないことから、早期の段階で疾病による意識喪失が疑われている。

《石田真一》

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