日産自動車の中国法人は、中国で開催中の北京モーターショー2018において、新型SUVの『テラ』を初公開した。
テラは、日産の1トンクラスの新世代グローバルピックアップトラック、『NP300ナバラ』の車台をベースに開発されたSUV。NP300ナバラは、メルセデスベンツ初のピックアップトラック、『Xクラス』と車台を共用していることでも知られる。NP300ナバラはタイで生産され、世界180か国以上での販売を予定している。
北京モーターショー2018で初公開されたテラは、実用的かつ頑丈な本格的フレームを持つSUV。「Go Anywhere(どこにでも行ける)」をテーマに開発された。ダッシュボード中央には、タッチパネルモニターをレイアウトするなど、最新のコネクティビティを採用。テラは中国を皮切りに、アジア各国で販売していく。
日産の小型商用車(LCV)には、ピックアップトラック、バン、小型トラックがあり、テラのようなフレームSUVを含めると、世界で販売する日産車の6台に1台を占める。2017年、日産のLCVとフレームSUVの世界販売台数は、前年比7%増の90万7929台だった。
日産の中期計画において、LCV事業における新型車の第一号車が、このテラ。日産は2022年までに、LCVとフレームSUVの販売台数を40%増やすと同時に、ピックアップトラックおよびフレームSUVのカテゴリーにおいて、グローバルリーダーとなることを目指している。
5月16日開催【北京モーターショー報告と中国のEV、自動運転セミナー】