豊田自動織機、2年ぶりの増収増益 2018年3月期決算

自動車 ビジネス 企業動向

豊田自動織機は4月27日、2018年3月期(2017年4月~2018年3月)の連結決算を発表。売上高は前年度比19.6%増の2兆0004億円、営業利益は同15.8%増の1474億円、2年ぶりの増収増益となった。

車両組立事業の売上高は『ヴィッツ』が減少したことで同1%減の721億円となったが、エンジン事業はAR型ガソリンエンジンやGD型ディーゼルエンジンが増加したことで、同10%増の987億円となった。カーエアコン用コンプレッサーも販売台数が日本・北米・中国で増加したことで、同5%増の3514億円。産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックの販売台数が各地域で増加したことに加え、2017年4月にバスティアン ソリューションズ社を、5月にファンダランデ インダストリーズ社を子会社化したことで、同30%増の1兆2830億円となった。これら各事業の好調により、総売上高は同19.6%増の2兆0004億円となった。

収益については、原材料の値上がりや人件費の増加などがあったものの、営業面の努力、原価改善活動の推進、為替変動および退職給付制度変更の影響により、営業利益は同15.8%増の1474億円、税引前利益は同15.3%増の2098億円、当期利益は同28.0%増の1681億円となった。

今期の連結業績見通しについては、売上高を7.3%増の2兆1500億円、営業利益は8.4%減の1350億円、税引前利益は9.9%減の1890億円、最終利益は13.2%減の1460億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集