27日、2009年F1王者で今年はSUPER GTにシリーズ参戦しているジェンソン・バトンが、世界耐久選手権(WEC)の18/19シーズンにもSMPレーシングから参戦することが決まった。デビュー戦は今年6月、シーズン第2戦のルマン24時間レース。WEC公式サイト等が報じている。
英国出身、現在38歳のバトンは今年のSUPER GT/GT500クラスにチーム国光のNSX-GTで山本尚貴のパートナーとしてシリーズ参戦中(開幕戦2位)。F1を“卒業”し、新たなプロフェッショナルレーシングライフを本格スタートしているが、その彼がWECにもシリーズ参戦することとなった。
WECでバトンが加入するチームは「SMPレーシング」。同チームは「BR1-AER」というマシンで18/19シーズンのLMP1クラスに参戦することとなっており、バトンはM. アレシン、V. ペトロフと組む。
なお、WECの18/19シーズン開幕戦は来週、5月5日決勝のスパ・フランコルシャン6時間レースだが、バトンは5月4日決勝のSUPER GT第2戦富士に参戦するため、スパには参戦できない。よって、彼のWECデビューは第2戦ルマン24時間レース(6月16~17日決勝)ということになる。
フェルナンド・アロンソがトヨタから参戦することが決まっているWEC 18/19シーズンに、また新たな焦点が加わったといえそうだ。