コンチネンタルは4月26日、ドイツ・アウトバーンにおける自動運転車の走行テストを拡大すると発表した。
コンチネンタルは現在、自動運転技術「クルージングショーファー」の開発テストに取り組む。クルージングショーファー機能が立ち上がると、カメラ、レーダー、ライダーなどのセンサーからのデータを、アシステッド自動運転制御ユニットと呼ばれる集中制御ユニットが分析。クルージングショーファーのアルゴリズムは、分析結果を用いて、車の周囲360度のモデルを作成する。
高解像度マップと組み合わせたこのモデルには、すべての物体、進路と車線が含まれ、モデル内での車両位置は絶えず正確に把握。アルゴリズムはこれらの情報をベースに、車両が交通ルールに従って安全に使用できるエリアを判断し、運転タスクの一部としてこのエリアを目指して進む。クルージングショーファーはこのようにして、自動的に車線を変更したり追い越したりできる。
クルージングショーファー機能は、各国の交通規制に則って高速道路で運転タスクを引き継ぐ能力を車に与える。ドライバーと車が運転タスクを分業し、高速道路の終わりに、ドライバーが運転を再び引き継ぐことができる。
今回、コンチネンタルは、ドイツ・アウトバーンにおける自動運転車の走行テストを拡大すると発表。アウトバーンのインターチェンジやジャンクションなど、複雑な道路セクションにおいて、自動運転車をテストしていく、としている。