運転者は「ポケモンGO」をプレイ、道路横断の高齢女性がはねられ死亡

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徒歩で道路を横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が突っ込む事故が起きた。女性は死亡したが、クルマの運転者はスマートフォンで「ポケモンGO」の画面を注視していたという。

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14日午前10時15分ごろ、愛知県西尾市内の県道を徒歩で横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は死亡。クルマの運転者はスマートフォンでゲームをしていたという。

愛知県警・西尾署によると、現場は西尾市平坂町付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。85歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。クルマを運転していた43歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替えたが、後に釈放して任意での捜査を続けている。

警察の聴取に対して女は「スマートフォンでゲーム画面を見ていた」と供述しており、警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故が起きた際、女はスマートフォンで「ポケモンGO」をプレイしており、獲得したモンスターの履歴一覧にあたる「ぼうけんノート」を見ていたという。

ポケモンGOによる交通事故が相次いだことから、今ではクルマでの走行中にゲームそのものをプレイすることはできなくなったが、ぽうけんノートのようなゲーム進行と無関係な画面の閲覧には制限が課せられていない。

また、事故多発後に導入された「レイドバトル」という、レアなポケモンをゲットすることが可能なプレイを効率よく行うため、特に地方ではクルマやバイクでの移動が不可欠となった。

レアなポケモンは出現時間が限られていることから、周囲の状況を注視しないまま、バトルが行われいるスポットに入り込んでくるような車両も目立ち始めており、これまでとは形態の異なる事故の発生も懸念される。
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《石田真一》

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