ポルシェ、イスラエル新興企業に出資…モビリティ分野でのAIの開発促進

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イスラエルのスタートアップ企業、ANAGOG社の公式サイト
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ポルシェは4月4日、イスラエルのスタートアップ企業、ANAGOG社に出資すると発表した。

ANAGOG社は2010年、イスラエルに設立。現在、テルアビブに本拠を置く。スマートフォンのさまざまなセンサーを利用して、ユーザーの行動を直接分析するソフトウェアを開発。人工知能(AI)に基づいて、将来のユーザーの動向を予測している。特許を取得しているソフトウェアは、企業が特定の状況において、顧客の行動をよりよく理解し予測することを支援する。

ポルシェは子会社のポルシェデジタルを通じて、ANAGOG社に出資。ポルシェデジタルは、デジタル化を重視しており、すべてのポルシェ部門と密接に協力。新しい価値創造戦略を掲げ、革新的なデジタル製品を開発するスタートアップに投資している。

ANAGOG社の技術は、世界中のおよそ100種類のスマートフォン向けアプリに組み込まれている。データ分析はモバイルデバイス上で直接行われるため、ユーザーはデータをクラウドや外部サーバーに転送する必要がない。その結果、ユーザーはデータを安全に管理しながら、より良いサービスが受けられる。

ポルシェはANAGOG社への出資により、引き続きモビリティ分野におけるAIの開発を促進。新しいデジタル製品を開発し、市場に新しいソリューションを迅速に投入することを目指す。

《森脇稔》

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