ホンダがブラジルの四輪車生産体制を再編 新工場を2019年より稼働

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イチラピーナ市の新四輪車工場(完成時イメージ図)
  • イチラピーナ市の新四輪車工場(完成時イメージ図)

ホンダは4月4日、ブラジル四輪車事業の基盤強化を目的に同国内の生産体制を再編すると発表した。

ブラジルの自動車市場は近年、縮小から緩やかな回復傾向にある。当面の市場規模を踏まえた事業体質強化、および将来を見越した持続可能な事業基盤へのシフトとして、ホンダはブラジル四輪車事業の生産体制を再編する。

ホンダは、稼働開始を延期しているイチラピーナ市の新四輪車工場での生産を2019年初めから開始するとともに、既存のスマレ工場における完成車生産を新四輪車工場へ順次移管。スマレ工場はパワートレイン生産を中心とした役割へ移行し、生産を継続する。

再編を通して、ホンダは最新の生産技術が備わる新四輪車工場で、より高効率かつ環境負荷の少ない生産を実現し、ブラジル四輪車事業の将来を担う新しい生産体制を構築する。再編は2021年に完了予定。完成車生産の移管に伴い、関係するスマレ工場従業員は、新四輪車工場へ順次異動し、これまで培った生産ノウハウを活かす。

《纐纈敏也@DAYS》

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