スバル フォレスター 新型、「これまでのお客様も裏切らないように進化させた」日月丈志専務

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スバル 代表取締役専務執行役員の日月丈志氏
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SUBARU(スバル)は28日(日本時間29日早朝)、新型『フォレスター』をニューヨークモーターショー2018で発表した。

フォレスターは1997年に初代がデビューし、今回のモデルで5代目となる同社のグローバル最量販モデルだ。新型に加え、ブース並ぶのは歴代のモデルたち。プレスカンファレンスではその歴史と進化の過程を振り返った。

代表取締役専務執行役員の日月丈志氏は、「アメリカでは4分の1、地域によっては半分を占めるマーケットでの重要モデルだが、一方でフォレスターにずっと乗っていただいているお客様もいるので、そういった方たちの期待を裏切らないことが責務だった」と話す。

SUBARU GLOBAL PLATFORMを採用し、新開発の2.5リットル水平対向4気筒エンジン直噴を搭載。衝突安全機能も向上させた。パッケージングの合理性はこれまで通り踏襲し、「同じセグメントの車種と比べるとそれほど大きい方ではないが、中に入ってみると非常に広々としている。視界がよく、乗ると安心できるエアリーな空間を提供できた」(日月氏)という。

フォレスターとして重要なオフロード性能も進化した。四輪駆動システム「シンメトリカルAWD」の採用により、悪路や濡れた路面、高速道路などシーン問わず安定した走行が可能。滑りやすい路面等でエンジン、トランスミッション、ブレーキ等をコントロールするX-MODEの制御を最適化することで、さらに走破性をアップしている。

また、スバル車初の新機能として「ドライバーモニタリングシステム」も搭載した。これは、ドライバーの覚醒状態を監視し、脇見や居眠りを推定して注意を促す安全運転サポート機能だが、顔認証のシステムを活用してシートポジションを5人まで登録するなど、パーソナライズなサービスも提供できる。日月氏によれば、「車としていかにサービスを提供していくか、という考え方に基づいている。アイサイトは自動運転を目指すというよりも、ステップバイステップで機能を進化させ、お客様に向けて出していくという考え方で開発している。今回、デバイスの開発タイミングが新型フォレスターの発表に合致した」とのことだ。

フォレスターの強みについて聞くと、「機械としての機能だけではなくて、培ってきた信頼がある。AWDもSUVも衝突安全もずっと昔からやっており、歴史を積み重ねたきたからこそお客様のことがわかっている。ベースのプラットフォームが変わったことにより、乗り心地や操縦性も高くなった。日本でも出すので、ぜひ日常使いからウィークエンドライフの楽しみまで、色んなシーンで活躍させてほしい」と語った。

《吉田 瑶子》

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