高校生を乗せたマイクロバスが居眠り運転でコンクリート壁に連続衝突…ドラレコが記録

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高校のハンドボール部員ら24人の乗ったマイクロバスが道路沿いのコンクリート壁に連続して衝突した。この事故で部員8人と、運転者が負傷した。居眠り運転が原因のようだ。

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25日午後6時ごろ、熊本県宇城市内の国道266号を走行していたマイクロバスが路外に逸脱。道路左右のコンクリート壁に連続して衝突する事故が起きた。この事故でバスに乗っていた高校生ら9人が負傷している。

熊本県警・宇城署によると、現場は宇城市不知火町松合付近で片側1車線の緩やかなカーブが連続する区間。マイクロバスは右カーブを曲がりきれずに道路左側のコンクリート壁に衝突。その弾みで対向車線側へ逸脱するとともに、そのまま道路右側のコンクリート壁に突っ込む状態で衝突した。

複数回の衝突によってバスは中破。バスには高校のハンドボール部員ら24人が乗車していたが、このうち高校生8人(男子1人、女子7人)と、バスを運転していた60歳代の男性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。

高校生は山鹿市でハンドボールの練習試合をした後、学校が用意したバスで天草市内に帰る途中だった。警察の簡易聴取に対して運転者の男性は「居眠りをしていた」などと話しており、回復後に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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バスがコンクリート壁に連続して衝突する一部始終は対向車に搭載されたドライブレコーダーが撮影していた。最初の衝突ではカーブを曲がらずにぶつかり、急ハンドルを切ってさらに衝突していたという。運転していた男性は「居眠りをしていた」と話しているようだが、これを裏付けるシーンだったようだ。

《石田真一》

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