相変わらずのピックアップ大国、日本未発売の右ハンドル車も…バンコクモーターショー2018

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バンコクモーターショー2018
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トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、そしてスズキと日本の自動車メーカーが生産拠点を構えるタイは「東南アジアのデトロイト」を自称し、東南アジアを代表する自動車生産国である。

そんなタイの首都バンコクで開催される「バンコクモーターショー2018」が26日のVIPデーで幕開けした。世界中で開催されているモーターショーは通常、初日はメディアが取材をするために開かれるプレスデー。しかしバンコクモーターショーのプレスデーはなんとVIPデーの翌日だ。つまりは「なによりもお金持ちが優遇される」のはお国柄と言えるだろう。

そんなお国柄を反映するのが展示車両のラインナップ。まずはプレミアムブランドの代表格であるメルセデスベンツとBMWが広くて立派なブースを構えていることに圧倒される。

日本同様に左側通行右ハンドルの交通環境なので“右ハンドル車の世界初公開”がおこなわれるのも定番であり、今年はメルセデスベンツが『CLS』、BMWが『X2』の右ハンドルモデルをワールドプレミアとして発表した。

いっぽうで、モーターショーでは「タイの国民車」と表現しても過言ではないピックアップトラックの多さに圧倒される。たとえば昨年日本でも発売されたハイラックスはさまざまバリエーションが勢ぞろいしているし、日産『ナバラ』やいすゞ『D-MAX』、三菱『トライトン』など日系メーカーのピックアップトラックが多く並べられている。

このプレミアムカーとピックアップトラックという対照的なモデルの共存がモーターショーにおけるこの国らしさといえるだろう。

ちなみにバンコクモーターショーは毎年開催され、ここ数年の来場者数は160万人。これは東京モーターショーの2倍以上の実績というだけでなく、実はデトロイトモーターショーやパリモーターショー、フランクフルトモーターショーなど世界的にメジャーなショーよりも人々が集まるイベントなのだ。

一般公開は3月28日から4月8日。会場はバンコク郊外のコンベンション施設IMPACT(インパクト)だ。入場料は100バーツ(約350円)。

《工藤貴宏》

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