自宅前の道路を徒歩で横断していた高齢女性が軽トラックにはねられる事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡しており、警察はクルマを運転していた高齢の男を逮捕している。
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3日午後6時5分ごろ、埼玉県志木市内の市道で、自転車を押しながら徒歩で道路を横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた軽トラックが衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。
埼玉県警・朝霞署によると、現場は志木市館2丁目付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。85歳の女性は自転車を押しながら徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきた軽トラックにはねられた。
女性は頭部を強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、回復することなく約2時間30分後に死亡。クルマを運転していた新座市内に在住する74歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。
現場は見通しの良い区間で、死亡した女性の自宅前だった。警察の聴取に対して運転者の男は「横断している人に気づいてブレーキを掛けたが、間に合わずに衝突した」などと供述しているようだ。警察ではクルマ側の前方不注視と、死亡した女性のショートカット横断が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
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事故が起きた現場は、クルマにはねられて死亡した高齢女性の自宅前だという。
歩道が切れている部分でもあり、「いつも渡っているから大丈夫」などと考えてしまったのだろうか。衝突してきたクルマも高齢者が運転しており、供述内容から「前をよく見ていなかった」と推察されている。