住友ゴム、営業益8.0%減…タイヤ販売国内外好調も原材料価格高騰 2017年12月期決算

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住友ゴム工業(イメージ)
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住友ゴム工業は2月14日、2017年12月期の連結決算を発表。主力のタイヤ事業が国内外で販売が堅調に推移し増収となったが、原材料価格高騰などに営業利益は8.0%の減少となった。

国内向けタイヤは、新車用が低燃費タイヤを中心とする高付加価値商品の納入が拡大、市販用も低燃費タイヤやスタッドレスタイヤの拡販により、売上収益は前年同期を上回った。海外向けも新車用タイヤは中国をはじめタイヤやインドネシアで納入を拡大。市販用タイヤも2月に販売会社を買収した英国を含む欧州、SUV用タイヤを中心に拡販した米州などが好調で売上収益は前年同期を上回った。しかし、原材料価格の高騰の影響などにより、事業利益は減益となった。

その結果、売上高は同16.0%増の8778億6600万円、事業利益は同10.6%減の669億7500万円、営業利益は8.0%減の674億4900万円、四半期利益は税負担の減少などにより同13.6%増の469億7900万円だった。

今期の業績見通しは、売上高9100億円(前期比+3.7%)、事業利益730億円(+9.0%)、営業利益730億円(+8.2%)、純利益480億円(+2.2%)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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