ギブリSグランスポーツ…マセラティのベストセラーがマイナーチェンジ[詳細画像]

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マセラティ・ギブリSグランスポーツ
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マセラティ『ギブリ』の2018年モデルは、エクステリアを変更するとともに、“グランルッソ”と“グランスポーツ”のトリムオプションを設定。安全装備面でも先進運転支援システム(ADAS)をレベル2に引き上げられている。

ギブリは2013 年の発売以来、全世界で7万台以上販売し、マセラティ史上最高実績を達成したクルマだ。今回の改良での大きなポイントは、トリムオプションが2種類導入されたことにある。これは、2017年に同社のフラッグシップ、『クアトロポルテ』に採用したトリム戦略をギブリにも展開したものだ。

グランルッソはエルメネジルド・ゼニアのシルクとレザーのコンビネーションインテリアを採用し、インテリアにおいてもラグジュリーを追求。一方のグランスポーツは、ピアノブラックトリムやスポーツシートなどのインテリア装備により、マセラティのレーシングスピリットを表現しているという。また、両車ともフロント周りにそれぞれの個性に合わせた変更がなされている。

このトリムオプションを踏まえ、ベースモデルでもフロントおよびリアバンパーのデザインが見直された。これにより、マセラティ独特のスポーティかつエレガントな存在感をより引き立てるとともに、エアロダイナミクスも強化され、Cd 値が0.31から0.29に改善された。同時に、マセラティでは初となるグレアフリーのマトリクスハイビーム技術を採用したアダプティブフルLEDヘッドライトを装備し、より印象的な表情とともに優れた視認性をもたらしている。

「ギブリS」と「ギブリSQ4」に搭載されるパワートレインは、前年度のモデルと比較してパワー、トルクそれぞれ20ps、30 Nm向上。最高出力430 ps、最大トルクは580Nmを発揮する。その結果、最高速度は286 km/h、0-100 km/h加速もギブリSでは4.9秒、ギブリSQ4では4.7秒を達成(2017年モデルではそれぞれ5秒と4.8秒)。

また、マセラティ初の試みとなる電動パワーステアリング(EPS)を採用。これにより、レーンキープアシスト(LKA)が可能になったほか、アクティブブラインドスポットアシスト(ABSA)、交通標識認識(TSR、モバイルアイテクノロジーに基づく)などのアクティブ機能を装備している。

マセラティギブリSグランスポーツの価格は1093万円。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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