米国のタイヤ製造大手、グッドイヤー・タイヤ&ラバー(以下、グッドイヤー)は2月8日、2017年通期(1~12月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は154億ドル(約1兆6867億円)。前年の152億ドルに対して、1.3%の増収とプラスに転じた。
一方、2017年通期のセグメント営業利益は、15億2200万ドル(約1667億円)。前年の19億8500万ドルに対して、23.3%の減益となった。これは、素材価格の値上がりや、米国での法人税の引き下げの影響。
2017年の世界タイヤ販売は、1億5920万本。前年比は4%減だった。交換用タイヤの出荷は、前年比3%減と後退。新車装着用タイヤの自動車メーカーへの納入も、前年に対して6%減った。
グッドイヤーのリチャード・J・クレーマー会長兼CEOは、「2020年を目標に、主要な市場セグメントにおける収益性の高い成長を達成するために、長期的な戦略を実行していく」と語っている。