夜間も見通しの良い交差点、横断の高齢男性がはねられ死亡

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街灯が設置され、隣接するコンビニエンスストアの照明もあって「夜間でも見通しの良い交差点」を横断していた高齢男性が軽乗用車にはねられて死亡した。

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5日午後9時ごろ、愛知県豊田市内の国道419号で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢男性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

愛知県警・豊田署によると、現場は豊田市四郷町下古屋付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。85歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、左方向から交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打で約4時間30分後に死亡。クルマを運転していた同市内に在住する31歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しの良い区間。交差点に面したコンビニエンスストアもあり、街灯を含めた照明で明るかった。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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クルマの衝突痕から、死亡した男性は道路を渡りきる直前にはねられたものとみられている。左方向から進行してきたクルマにはねられており、高齢者の横断事故で目立つ「横断が間に合わなかった」というものだとみられるが、夜間でも見通しが良い交差点だけに「自分が見えている(クルマは止まってくれる)」という思いがあったのかもしれない。

《石田真一》

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