三菱エクリプスクロス、事前予約3000台超…ナイトショールームのアクセス6万5000超

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三菱自動車の池谷光司副社長は2月5日に都内にある本社で開いた決算説明会で、3月に日本で発売を予定している新型SUV『エクリプスクロス』の予約受注が1月末で3000台を超えたことを明らかにした。

エクリプスクロスは日本に先行して欧州やオーストラリアで販売が始まっているが、池谷副社長は「2017年10月から欧州向けの輸出を開始し、さらにはオーストラリア、北米にも展開している。グローバルでは1月末時点で小売台数実績は4000台を超えている」と好調な滑り出しをアピールした。

一方、日本に関しては「2017年12月22日から予約の受付を開始し、1月末時点での受注台数は発売前の段階ながら3000台を超えている。1月9日から開始しているナイトショールームは、本社1階のショールームからライブ配信を行うもので、自宅に居ながらインターネットにつなぐだけでクルマを見たり、開発担当者やモータージャーナリストに質問したりできるという新たなウェブ施策。1月末までの累計アクセス数は6万5000件を超えた」ことを披露した。

またこの日、発表された三菱自動車の2017年度第3四半期(4-12月期)連結決算では、日本での販売が復調していることも示された。2016年に発覚した燃費不正問題の影響に加えて、約4年にわたり新型車の投入がない状況が続いたが、池谷副社長は「軽自動車『eKワゴン』、『eKスペース』の復調と好調なアクティブギアシリーズ効果で、2015年度近くまで販売台数が回復し、前年同期に対して24%増加した」と述べた。

17年度第3四半期の販売は日本に限らず海外の各地域も好調だったことや、コスト低減も順調に進んでいることを理由に通期の業績見通しを上方修正した。売上高は従来の2兆円から2兆1000億円に、営業利益は700億円から950億円にそれぞれ増額した。

池谷副社長は「中期経営計画の目標である2019年度の営業利益率6.0%以上達成に向け、V字回復の軌道を維持している。17年度は期初に営業利益率3.5%を計画していたが、今回の上方修正により4.5%まで上昇する見込み」と説明。

その上で「第3四半期に計画を上回る実績になり、業績見通しの上方修正をした。今期はこの計画を確実にやり切るとともに、再生に向けた手を緩めることなく、必要な投資を継続し、将来の成長に向けた基盤づくりを着実に進めていきたい」と締めくくった。

《小松哲也》

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