車載モニターとスマートフォンを接続する。エンターテインメントシステムが充実していくクルマではもう珍しくなくなったが、オートバイではまだまだ少ない。
4月に発売するホンダの新型『ゴールドウイング』では「Apple CarPlay」をバイクに初搭載。BluetoothあるいはLightning USBケーブルで iPhoneを接続すれば、電話の発着信、メッセージ(SMS/MMS)の送受信、音楽の再生、ナビゲーションなどが使えるようになる。
慣れている自分の iPhoneのインターフェースそのままで使えるのがありがたい。試しにアップル純正の「マップ」で、テキトーなホテルや近くのガソリンスタンドを検索してみた。
試したのはアメリカ・テキサスであったが、自分の iPhoneにあるアプリを使っているので、当然ながらすべての操作を日本語でできるのがありたい。マイクを繋げれば音声認識インターフェースも起動し、「近くのガソリンスタンドに行く」と喋れば勝手に検索してくれる。
もちろん「Siri(シリ)」も呼び出せるし、「◯◯さんへ電話」と言えば音声操作で発信も可能。ヘッドセットがあれば着信もバイクに乗りながらとれるし、音楽も iPhoneの「ミュージック」にある曲がそのまま聴け、画面上からミュージシャンやアルバム名などを選んで再生することができる。
操作はハンドルスイッチでできるから、バイクを運転しながらで大丈夫。
ついにバイクもここまで進歩したかと驚きを隠せないが、この便利さが当たり前の時代はもう間近なのかもしれない。ゴールドウイングはエアバック搭載車の設定もあるし、間違いなく時代を先取りしている。