コミュニティバスで客貨混載---ヤマト運輸が全国で初、豊田市で

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客貨混載の出発式
  • 客貨混載の出発式
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  • 客貨混載のラッピングバス(左上)、客貨混載の荷台スペース(右上)、輸送フロー

ヤマト運輸は、豊田市、豊栄交通と連携し、足助(あすけ)地区と稲武(いなぶ)地区を結ぶコミュニティバス「とよたおいでんバス」で客貨混載を開始した。コミュニティバスを使った客貨混載は全国で初めて。

今回の取り組みは、過疎化や高齢化が進む中山間地域でのバス路線網維持と物流効率化による、地域住民の生活サービス向上が目的。

愛知県豊田市の稲武地区など中山間地域では、通学や通院、買い物などで路線バスの重要性が高いが、高齢化や過疎化で路線バス事業の経営が悪化、バス路線の維持が困難になりつつある。

ヤマト運輸は昨年7月1日から中部運輸局が開始した「みんなの交通応援プロジェクト Ex」に参加し、支援認定第1号として昨年8月9日から豊田市が運営し豊栄交通が運行するコミュニティバス「とよたおいでんバス稲武・足柄線」で客貨混載の実証実験を実施した。効果が見込まれることから本格運用を開始する。

座席の一部を荷台スペースに改造した路線バス1台を導入し、足助地区から稲武地区まで宅急便を輸送する。バスには客貨混載専用バスと分るようにオリジナルデザインをあしらった。

《レスポンス編集部》

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