東京メトロ日比谷線にBGM…営業運行の通勤型車両では国内初 1月29日から

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BGM放送が試行される日比谷線の13000系。
  • BGM放送が試行される日比谷線の13000系。

東京地下鉄(東京メトロ)は1月24日、日中の日比谷線(中目黒~北千住間)車内で、1月29日から当面の間、BGM放送を試験的に実施すると発表した。

昨年3月にデビューした日比谷線用の13000系には、車内スピーカーに高音質ステレオ放送システムを搭載しており、それを活用してクリアな音質のBGM放送を流す。通勤型車両の営業列車におけるBGM放送は、国内初の試みだという。

13101編成と13102編成で実施され、使用する曲は、13101編成が「月の光」「ノクターン」「春の歌」といったクラシック音楽、13102編成が「朝空を開いて」「そよぐ緑」「陽を浴びて」といったヒーリング音楽。

実施列車は、平日が中目黒10時28分発~北千住11時12分着・11時20分発~中目黒12時03分着・12時11分発~北千住12時54分着・13時00分発~中目黒13時43分着。

土休日が中目黒11時00分発~北千住11時44分着・11時50分発~中目黒12時33分着・12時41分発~北千住13時24分着・13時30分発~中目黒14時13分着。直通する東武線内では実施しない。

13000系のBGM機能は、もともと、イベント列車の運行や車両点検時のスピーカー試験のために導入されたものだが、東京メトロでは「日頃ご利用のお客様により快適な車内空間をご提供することを目的に、営業列車において実施することとしました」としており、今後は乗客からの意見を基に、BGMの有用性などを検討していくという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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