マクラーレンオートモーティブは、英国ヨークシャーに、「マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センター」を開設した。
同センターは、カーボンファイバー技術の研究開発を促進し、カーボンファイバー製部品の生産を行う施設として建設。カーボンファイバーは、マクラーレンにとって、ブランドのDNAの中心的な存在。マクラーレンがカーボンファイバーを最初に導入したのはF1マシン。それ以降、カーボンファイバーはその軽さによって、車の性能を左右する重要な要素になっている。
マクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターには、総額およそ5000万ポンドを投資。シェフィールド大学アドバンスドマニュファクチャリングリサーチセンターとシェフィールド市議会が、パートナーとして参画した。将来、カーボンファイバーモノセルとカーボンファイバーモノケージシャシーを、自社生産する体制を整える。
この新しい施設では、2018年後半からカーボンファイバー製品開発のための作業を開始する予定。2019年にフル稼働を目指す。およそ200人の新規雇用を創出する見通し。
2019年にこの施設がフル稼働すると、マクラーレン全車の中核となるカーボンファイバーモノケージの素材を開発・製造することが可能になる、としている。