幕張メッセで行われた東京オートサロン2018に、今年もアメリカ・インディカーシリーズで活躍する佐藤琢磨が来場。各ブースでトークショーに出演し大盛況となった。
昨年、日本人として初めてインディ500を制した琢磨。2018年は古巣のレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに復帰し、シリーズチャンピオンを目指す。
この冬も開幕に向けての準備でアメリカにいた琢磨だが、東京オートサロン出演のため13日に帰国。その足で幕張メッセに到着し、同日夕方にブリヂストンブースでトークショーに出演。最終日の14日はブリヂストンブース、NGKブース、ホンダブースで、それぞれトークショーを行った。
それぞれのブースは別々のホールにあり、さらに各イベントのスケジュールもタイトではあったが、どのトークショーもブースからはみ出るほどの人が集まり、大盛況となった。
昨年はインディ500優勝という大偉業を成し遂げた琢磨だが、すでに2018年シーズンに向けて新たな目標である「シリーズチャンピオン」を見据えて準備を進めている。
今季に向けて琢磨はブリヂストンブースでのトークショーで「昨年まではホンダとシボレーでエンジンだけでなく空力パーツも異なっていましたが、2018シーズンはクルマの空力パッケージが統一になるので、ある意味、白紙からのスタートになります。そういう意味で、このチームのエンジニアリング面は非常に強いので、今年はチャンスかなと思っています」とコメント。
インディ500を制したアンドレッティ・オートスポートを離れることに対して関係者の間では様々な意見があったが、彼自身は今年の移籍を前向きに捉えていた。
これで再びアメリカに戻って本格的なシーズン開幕準備に入る琢磨。「今年も頑張ってきます」と集まったファンに、さらなる活躍を誓っていた。