1月9日より12日まで開催した世界最大級のIT家電ショー「CES 2018」を主催したCTA(Consumer Technology Association)は太平洋時間12日に、会期4日間の実績を発表した。
それによるとショーフロアは、275万平方フィート(78万3336平方メートル)となり、それはCESが積み上げてきた51年の歴史、その中で過去最大の面積となったという。参加企業団体は3900社にも及び、これも過去最高を記録。来場者数は未発表だが、少なくとも20万人近くの来場者数はあったはず。この類いのショーイベントとしてはもはや“世界最大”と言っても過言ではない。
今年のCESは様々なアクシデントに見舞われた。砂漠の街であるラスベガスにも関わらず、開催前日の8日から雨が降り始め、雨は9日もほぼ一日中降り続いた。私は1999年から毎年CESを訪れているが、ここまで降り続けたことは記憶にない。さらに10日は、会場の一部で停電が発生。メインのセントラルホールの他、サウスホールの1階はほぼ全面ロックアウト状態となった。
約2時間後、電源は回復したようだが、混乱はしばらく続き、ホール内に入れるようになったのは午後2時過ぎのこと。主催者側は原因について、「前の日の大雨によって一部の変圧器に不具合が生じたようだ」と説明しているが、詳しい原因はわかっていない。ツイッターなどに投稿された動画や写真には、薄暗くなったホール内をスマートフォンの明かりで移動する様子が映し出されていた。
2019年開催の「CES 2019」のスケジュールは1月8~11日と発表された。来年はどんなCESを見せてくれるのだろうか。