AMG東京世田谷1周年、同時に待望のメルセデスAMG GLC63 もお披露目

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メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+
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メルセデス・ベンツ日本は、『GLC』と『GLCクーペ』に、ミドルクラスSUVとしては初となるAMG63シリーズの、「GLC 63 4MATIC+」と「GLC 63 4MATIC+クーペ」を追加した。

◇絶好調のAMG

「昨年、日本において、AMGの販売台数は過去最高の約6,800台、対前年比+21%を記録。全世界でも昨年のAMGの販売台数は13万台以上、対前年比+33%と過去最高台数を記録した」とはメルセデス・ベンツ日本代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏の弁。

その要因は、「AMG専用開発のV6エンジンと、AMG 4MATICが特徴の43シリーズと SUV モデルが挙げられる」とコメント。更に日本では、「全国に広がる販売ネットワーク強化も理由のひとつとして挙げられる」と述べる。

そのネットワークのひとつ、世界初のAMG専売拠点「AMG東京世田谷」が1周年を迎えた。上野氏は、「既に4500名を超えるお客様に来場してもらっている」とし、「ここでしか注文出来ない特別オーダープログラムも大変人気を博し、また、同じくここでしか購入出来ない特別限定モデルも積極的に販売した結果、新規のお客様が全販売の50%を超えている」と好調さをアピール。

AMG東京世田谷を運営するシュテルン世田谷代表取締役社長の板東徹行氏は、「世界初ということでオペレーション、マーケティング等全く手探り状態からスタート。AMGのプロダクトラインナップが素晴らしく、また、メルセデス・ベンツ日本の販売スタッフやマーケティング施策も追い風になると同時に、経済も非常に良い時期に開設出来たことで、満足のいく1年だった」と振り返る。

一方、「超トップエンドモデルにおいて親和性がないと思っていた SNS での情報拡散がかなり大きくなされたことで、自動車マーケット、自動車販売の変化が実感出来た1年でもあった」と述べた。

◇待望のAMG63シリーズ

さて、GLC 63 4MATIC+のベースとなるGLC は、2015年2月に発表したミドルサイズ SUVで、「日本の道路事情や駐車場にフィットしたボディサイズでありながら、『Cクラス』と同様の先進性・安全性や、インテリアなどの高い質感が好評だ。また、 SUVらしい高いアイポイントでありながらも、同セグメントの中では低い車高がもたらす安定した乗り味も評判だ」と説明するのは同社マーケティング・コミュニケーション部AMG課の上野麻海氏だ。そして、GLCクーペは、このGLCをベースにクーペデザインを取り入れ、「スタイリッシュでスポーティなエクステリアに、ゴルフバッグが3セット積載出来るラゲッジスペースなど、高い実用性とメルセデスの安全性、快適性を兼ね備えたSUVクーペだ」と紹介。

メルセデス・ベンツ日本営業企画部商品企画2課マネージャーの林征志氏はGLC 63 4MATIC+、同クーペの導入について、「待たれているお客様が多く、我々としてもようやく投入出来た待望のモデルだ」と話す。その理由は、「他の競合モデルでも、よりハイパフォーマンスモデルが市場に受け入れられるなど、ライトSUVタイプせぐめんとでハイパフォーマンスモデルが求められていることがわかっていた。AMG43を出した時点で、既にAMG63を望む声は少なからずあった」という。

では、その競合車と比較し勝っている点は、「それぞれ良さはあるが」としながらも、「パフォーマンスとデザインだ」と林氏。「GLCはSUVとクーペを合わせると我々のSUV 5車種の中で一番人気があるモデル。まずGLC自体が市場に受け入れられており、そのうえで、AMG63の特別装備、ハイパフォーマンスモデルであるAMG63Sのエンジンと特別装備などそれぞれがより魅力を増している点も特徴だ」とした。

最後にユーザー層について林氏は、「AMG43は、AMG でありながらも比較的購入しやすい価格を設定しているので、幅広く受け入れられている。しかし、AMG63はより高価格帯に属すことから、更にハイパフォーマンスや、競合を含めて、他と差別化されたクルマが欲しいという方にぴったりなクルマに仕上がっている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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