フランスに本拠を置く自動車部品大手、ヴァレオは1月9日、米国ラスベガスで開幕したCES2018において、最新の自動運転技術を発表した。
ヴァレオの「XtraVue」は、車に搭載されたテレマティックスアンテナを使い、ヴァレオのレーザースキャナーをコンピューター画像カメラシステムと組み合わせるもの。これにより、ドライバーの視界に入らない領域も含めて、路上で何が起きているかをドライバーに知らせることができる。
自車のディスプレイには、繋がっている他車や沿道に設置されたインフラカメラから送られてくる映像を表示。既存の公衆4Gと車対車(V2V)ネットワークを活用して、これらのデータを統合。シンプルかつ高度な路上の画像を生成する。
ドライバーにとっては、まるで障害物が透けて前方が見えているような画像となるのが特徴。向上した視界と充実した情報により、追い越し時の安全確認に余裕が生まれる、としている。