ロールスロイス ファントム 新型、量産第一号車が慈善オークションに

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ロールスロイスモーターカーズは12月4日、新型『ファントム』の量産第一号車を2018年1月、米国フロリダ州で開催されるオークションにチャリティ目的で出品すると発表した。

ファントムは、ロールスロイスの最上級サルーン。BMWグループ傘下でのロールスロイスとしては、新型ファントムは2世代目モデル。新型ファントムでは、新世代の軽量アルミスペースフレーム構造を採用。剛性を約30%引き上げた。ロールスロイスの優れた乗り心地を表現する「マジックカーペットライド」は、新しい軽量構造と最新のセルフレベリングエアサスペンションによって、さらに向上。サスペンションは、電子制御ショックアブソーバーの調整システムを連続的に変化させるため、毎秒数百万回の計算を行う。

また、フロントガラスにはステレオカメラシステムを装備。カメラからの情報に車体と車輪の加速度、ステアリング入力などのデータを組み合わせ、100km/hまでの領域で積極的にサスペンションを調整。路面や走行状況に応じて、最高の乗り心地を追求する。

排気量6.75リットルのV型12気筒ガソリンエンジンは、先代の自然吸気から、ツインターボに変更。最大出力は571hpを発生する。トランスミッションはZF製の 8速。最大トルク91.8kgmという豊かなトルクは、1700rpmの低回転域から引き出される。

この新型ファントムの量産第一号車が2018年1月、米国フロリダ州で開催される「ネイプルズ・ウインター・ワイン・フェスティバル」のオークションに、チャリティ目的で出品される予定。売り上げは、ネイプルズの子ども&教育財団の活動支援に充当される、としている。

《森脇稔》

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